再生可能エネルギーの取り組み事例

私たちは、太陽光を中心に、風力、バイオマス、中小水力、地熱の分野で、豊富な実績を有しています。お客さまやビジネスパートナーの脱炭素化支援や、自社の発電事業を通じ、地球温暖化防止に貢献します。

実績

風力発電事業へプロジェクトファイナンス

当社は、三井住友ファイナンス&リースなどリース会社の協働による、風力発電事業向けのプロジェクトファイナンスに参画しています。発電所の事業用地は青森県つがる市に所在し、発電容量は23MW、2020年3月に稼働しました。同地域は風の状況が良好なうえ、平坦な農地で遮蔽物もなく、風力発電事業に最適な立地です。また、農山漁村再生可能エネルギー法(※)により、土地の有効利用に加え、地域の発展と調和した再生可能エネルギー発電を行うことできます。

  • 農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法律

水力発電事業会社へ出資

当社は、水力発電事業の拡大に向け、みらい・パートナーズ株式会社に資本参加しています。同社は水力発電を中心とした再生可能エネルギー分野でのノウハウを持ち、民間事業者や地域自治体の発電事業の組成や開発支援を強みにしています。同社との連携で、今後増加が見込まれる国内水力発電所の設備更新や、水力ファンドの設立をサポートしていきます。

温泉バイナリー発電事業向け割賦取引

天候や気象に左右されず、24時間発電できる地熱。当社は、三井住友ファイナンス&リースと共に、温泉熱を利用した「温泉バイナリー発電」の発電設備へのファイナンスサービス(割賦取引)を提供しています。物件は長崎県の小浜温泉にあり、発電した電気は固定価格買取制度(FIT)を利用して売電されています。地元の温泉旅館をはじめ九州地区の各種施設で使用されており、「地産地消」を実現しています。

太陽光発電所の事業運営

当社は2019年に7月に静岡県浜松市にある発電所の事業を買い取り、事業者として発電事業を行っています。発電所は、2015年から稼働しています。元採石場に隣接した堅固な地盤にあり、日射量が多く、年間124万kWhの電力を発電しています。これは一般家庭の340世帯で使用する電力量に相当します。

上記実績は三井住友ファイナンス&リースの実績も含みます。

バイオマス発電事業の推進

SMFLグループでは、これまで累計137MWのバイオマス発電事業を支援してきました。バイオマス発電は、再生可能エネルギーの中でベース電源として活用が可能で、地方創生に役立つエネルギー源として注目されています。当社は、SMFLグループがプロジェクトファイナンスなどで培った事業性評価に関するノウハウを活用し、開発、建設、運営まで、お客さまのニーズに合わせて多様なソリューションを提供しています。

台湾での漁電共生型太陽光発電事業への出資

当社は、台湾のSunny Rich社が建設・運営する漁電共生型太陽光発電事業に参画すべく出資契約を締結しました。この事業は、発電所の施設内でエビの養殖事業を営むことで台湾のFIT制度の漁業施設併設型太陽光発電事業「漁電共生」の適用を受けます。事業全体の発電容量は135.6MWと台湾の漁電共生型太陽光発電プロジェクトで最大規模になります。
SMFLグループでは、今後も海外における再生可能エネルギー事業に積極的に取り組み、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

太陽光発電の取り組み例

宇城メガソーラーパーク(熊本県宇城市)

発電出力:2.3MW
発電量:323万kWh/年
運転開始:2015年3月
敷地面積:27,962m2

五戸メガソーラーパーク(青森県三戸郡)

発電出力:8.4MW
発電量:924万kWh/年
運転開始:2019年4月
敷地面積:165,652m2

日光細尾メガソーラーパーク(栃木県日光市)

発電出力:2.5MW
発電量:274万kWh/年
運転開始:2016年5月
敷地面積:45,940m2

延岡門川メガソーラーパーク(宮崎県東臼枡郡)

発電出力:47.4MW
発電量:5,250万kWh/年
運転開始:2021年5月
敷地面積:930,080m2

大崎市古川清滝太陽光発電所(宮城県大崎市)

発電出力:2.6MW
発電量:341万kWh/年
運転開始:2017年5月
敷地面積:37,890m2

宮城県大郷町太陽光発電所(宮城県黒川郡)

発電出力:1.6MW
発電量:214万kWh/年
運転開始:2016年4月
敷地面積:31,043m2

上記実績は三井住友ファイナンス&リースの実績も含みます。